ヒルゼン高原センター前の〈風の葉〉を見学しました。
<風の葉>は、建築家隈研吾氏が設計監修した建築物で、地元真庭市産木材を加工したCLT
(直交集成材)を使っています。この木材は以前、東京晴海で隈氏監修の建物に使用されて
いましたが、2021年に<風の葉>の材料となって真庭市へ里帰り。木材産業の活性化や地方創生等、
SDGsが詰まった建築物で、今一度「持続可能社会」を振り返る良い機会になりました。
しかし現実は・・・会社近くの田は全て宅地となり、自宅近くのジョギングコースの
海岸沿いも松林が伐採されて、次々造成地に変わっています。梅雨入りしてもカエルの声は
ひとつも聞こえません。馴染んだ景色が変わり寂しさを感じます。
建築に携わる者として、理想と現実のバランスも改めて考えさせられました。