■ とっとり地中熱の家」 【メリット】
@地中熱利用
「地中熱」を夏の冷房、冬の暖房補助として利用できる。
A湿気の抑制
地中熱システムで壁中、床下、屋根裏に「地中熱」を通気することで、湿気の抑制ができる。
B耐久性の向上
建物を構造材の外側からすっぽり断熱材で覆ってしまう(外張断熱)ので、温度差による壁体内結露が発生しにくい。
C気密・断熱性の向上
建物の外側で気密・断熱工事を行うため、断熱・気密層が途切れることなく施工できる。
Dメンテナンスが容易
壁・天井などの配線・配管が断熱・気密層に影響を与えないため、点検や確認がしやすい。
E保温性が高い
構造躯体がすべて断熱層の内側にあるため、建物の熱容量が大きく、一度暖房すれば暖かさが持続する。
F木材腐食防止
土台や柱など構造躯体が外気の影響を直接受けることがなく、通気によって常に木材に適した状態を保つことができる。
G空間の有効利用
屋根断熱によって屋根裏も室内と同じ空間となり、有効利用ができる。
H防音性の向上
気密・断熱性が高いので、外部からの音の進入や室内からの音漏れが少ない。
I省エネ
夏は床下からの地中冷熱、冬は地中温熱と排熱利用で高熱費の削減になる。
■ とっとり地中熱の家 【デメリット】
@高コスト
一般的な充填断熱で使われるグラスウールなどの繊維系断熱材より材料費が高い。
A施工の難易度が高い
断熱・気密層を隙間なく完全施工するために、断熱・気密工事に大工の確かな技術が要求される。
B建物の床下、壁中、屋根裏すべてが断熱・気密ライン内に入るので熱容量が大きくなる。
C室内反響音
気密性が高く隙間がないため、室内の音が反響しやすい。
D暖房器具の制約
石油ストーブやファンヒーターなどの燃焼性のある開放型の暖房機器の使用は避ける。