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〜空気が通う〜 外張断熱のいえ

1. 外張断熱の取り組み 〜鳥取県西部地震を体験して〜

2000年10月6日、マグニチュード7.3の地震が鳥取県日野郡日野町を震源地として発生しました。

震度6強を日野町、境港市で、震度5強を私たちの住む米子市で記録しました。

地震の翌日から「応急危険度判定士」の資格を持つ私は鳥取県から日野町へ派遣されました。

震源地の日野町に近づくにつれ、大きな岩が道路を塞いだり、建物の損傷も大きくなってきました。

現地に着くと調査区域を分けられ、一軒一軒、応急危険度判定をしていきました。

地震の揺れで傾いた家屋あたり一面に飛び散った瓦やガラスと損傷した家屋、そしてそれを心配そうに見つめる住人の方の姿は20年経った今でも忘れることはありません。

 

何件も判定していくうちに、

「新しい家なのに壁が壊れ、そこから垂れ下がっていたグラスウール」や「浴室やキッチン等水回り周辺が腐っていて、地震の揺れで傾いた家屋」がたくさんあることに気が付きました。

 

普通の家づくりをしていた私は、「断熱材」や「結露」が家の耐久性において多大なる影響を与えていることが解ってきました。

そして「断熱・結露」を勉強していくうちに「いい家が欲しい」という本の出会いがありました。

その本には断熱・気密・換気・結露対策等、私が知りたい内容が書いてありました。

 

そこから「外張断熱の家」に本格的に取り組んで行きました。

まず、気密測定技術者の資格を取得し、2002年には「外張断熱の家」のモデルハウスをオープンさせました。

それから20年の間、より良い断熱材に取り換えたり、気密性向上のための仕組みや結露対策の工夫、樹脂サッシの採用をしてきました。

2009年には外張断熱に自然エネルギー(地中熱)を取り入れ、県の経営革新計画に認定され、社内に「とっとり地中熱活用実験施設」を建築し、外気の温湿度が外張断熱の家にどう影響するのか、地中熱の効果はどうなのかを調べました。

そのデータを基に、私たちが建てる「空気の通う外張断熱の家」が湿気の多い山陰地方で『結露がなく、年間通じて快適に暮らし続けることができる家』であることの確証を得ることができました。

 

現在、120棟の外張断熱の家を鳥取県西部を中心に建築させていただき、どの家の方にも「夏暑くない、冬寒くない快適な住まい」と好評を得ています。

2. 空気が通う外張断熱の仕組み

 

床・内壁・屋根裏が断熱ライン

〇断熱ラインが狭いので、暖房・冷房効率が良い。

〇充填断熱(グラスウール等)は価格が安い。

●床下、屋根裏は外気ラインとなるので、夏暑く冬寒く、湿気等の影響を受けやすい。

●床下、屋根裏を有効に使うことができない。

家じゅうすっぽり高性能断熱材で囲う外張断熱

〇夏暑くない、冬寒くない快適な住まい。

〇家じゅう温度差が少ない健康的な住まい。

〇家じゅうに空気が通うので気持ちの良い住まい。

〇床下、屋根裏を有効に使える。

●施工に高いレベルが求められるため、技術力と経験がなければ建てられない。

●断熱ラインが広がるので断熱材等のコストが高くなる。

3. 外張断熱材

すべての外張断熱の家の断熱材には高性能断熱材を使用しています。

・壁断熱材:硬質ウレタンフォーム(厚30o、36o、40o、50o)※省エネランクに応じて使い分けます。

・屋根断熱材:硬質ウレタンフォーム(厚50o)

 

アキレスのジーワンボードは経年変化を抑え、長期断熱性能を発揮します。

進化した高性能硬質ウレタンフォームに加え、遮熱性能に優れたアルミ箔面材を採用しています。

 

・基礎断熱材:押出法ポリスチレンフォーム(カネライトフォーム スーパーEX:厚50o)

カネライトフォームスーパーEXの高性能ノンフロン断熱材は、熱伝導率0.024w/u.kで基礎表面の外気の熱気・冷気を遮断します。

4. 高性能サッシ

2002年より外張断熱の家をつくり始めて20年近く経ちました。

その間、サッシはアルミサッシ、アルミサッシ複合ガラス、アルミ樹脂複合サッシ、樹脂複合サッシに変わってきました。

毎年、冬になると工事現場でアルミサッシの結露を見かけるたびに嫌な気持ちになっていましたが、樹脂複合サッシになってからは全く見ることがなくなりました。

5. 夏・冬の温度測定(赤外線サーモグラフィ)

 

夏の赤外線サーモグラフィによる建物温度測定

測定日時)平成29年8月31日午前11時(外気温)36℃(天気)晴れ

 

(測定建物概要)

所在地)米子市新開7丁目

床面積)[1階]66.24u(20.03坪)[2階]49.68u(15.03坪)

建物構造)木造スレート葺2階建て

断熱方法)外張断熱 ※高気密・高断熱

開口部)樹脂サッシ

状 態)未入居 ※冷房は使用していない

外気温度

1階リビング温度

 

地中熱吹出口温度

冬の赤外線サーモグラフィによる建物温度測定

測定日時)平成29年1月24日午前9時(外気温)0℃(天気)雪(46p)

 

(測定建物概要)

所在地)米子市新開7丁目

床面積)[1階]66.24u(20.03坪)[2階]49.68u(15.03坪)

建物構造)木造スレート葺2階建て

断熱方法)外張断熱 ※高気密・高断熱

開口部)樹脂サッシ

状 態)未入居 ※エアコン1台稼働

 

1階キッチン18℃

2階洋室16℃

6. 〜空気が通う〜 外張断熱+地中熱のいえができるまで

 

@ 丁張り

基礎工事に入る前にまずは 『丁張り』 をかけます。

『丁張り』とは、基礎の位置や高さを正確に出す為に、杭を打って囲い、レベルという機械で位置や高さを出していきます。

『丁張り』は基礎を作る為の重要な基準となります。

この後は建物の土台となる基礎工事に入ります。

外張断熱+地中熱のいえでは地中熱(地熱)を有効に利用するため基礎にも外断熱工法を採用しています。

A 基礎工事

外張断熱+地中熱のいえでは地中熱(地熱)を有効に利用するため、基礎部分に「外断熱」をする事になります。

これからその作業が始まりますが、この「基礎外断熱」を採用する場合にはシロアリの対策を万全にする必要があります。

もちろん『外張断熱+地中熱のいえ』では万一に備えて何重にも対策を施した基礎工事をしています。

B 上 棟

屋根下地まで無事完了。

これから大工工事に入っていきます。

C 耐震工事

設計の段階から行っている 『構造計算』 に基づいて耐震金物を取付していきます。

地震の揺れによってかかる力を計算し、その力に耐えうる金物を要所に取付。

また、2階の床組みは『剛床』を採用して建物のねじれを防ぎます。

D 断熱・気密工事

上棟から約2週間、建物の住みごごちを大きく左右する断熱・気密工事を行います。

高性能断熱材で建物を外側からすっぽりと包み込んでしまう「外断熱(外張断熱)」。

大工さんが断熱材を1枚1枚丁寧に張って行きます。さらに断熱材の継ぎ目には気密テープを貼ってより気密性を高めます。

断熱・気密工事が全て終わるといよいよ 「気密測定」 を実施します。

E 換気工事

外張断熱+地中熱のいえの工事は、断熱・気密工事と並行して、この建物の最大のポイントになっている地中熱(地熱)を有効利用するためのシステム『エコシステム』の工事を行います。

地中熱(地熱)を建物に取り込むシステムと、オリジナルの24時間換気システムの配管をして行きます。

今までは屋外と同じ環境になっていた床下(基礎部分)が大きな役割を果たします。 ちょっと見えにくいですが、上の写真の灰色の管が見えますか?

この管が床下から屋根裏まで繋って、季節によりこの管中の空気が床下から屋根裏まで行ったり来たり。

これによって地中熱(地熱)を有効に活用します。

F 気密測定

この建物の重要なポイントの一つ「断熱・気密工事」の施工が終わり『気密測定』を行います。

詳しくは『気密測定』のページにて。

G 現場検査

工事が一定の段階まで進んだ時点で第三者機関による現場検査を受けます。

この検査に合格しないと次の工程に進めません。

H 大工工事

断熱・気密工事が終わると、床や壁・天井などの内部造作の大工工事が進んで行きます。

I 外装工事

内部の大工工事と並行して、外部は外壁工事や樋工事、塗装工事を施工して足場を取り払います。

J 内装工事

大工工事が終わると内装工事に移ります。クロス工事や住宅機器設備の取付などを行い美装工事をして完成です。

K 完 成

いよいよ完成です。

基礎工事着工から約4ヶ月間、何十人という専門業者の施工によって手づくりの家が誕生します。

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